意外にいる縦に歩く蟹たち

 蟹のイメージと言えば大抵はハサミを掲げながらの横歩きではないでしょうか。実際海辺などで見かける蟹は、ほとんどが横歩きです。しかし、全ての蟹が横に歩くわけではありません。ここでは「縦に歩く」蟹を紹介します。

 まずは「マメコブシガニ」です。この蟹は主に干潟に生息しています。大きさはかなり小さく、2センチほどなのでよく見ないと見つけられないかもしれません。そしてまっすぐ歩きます。ただし、速度はかなり遅く、人間の徒歩よりはるかに遅いです。のんびりな蟹ですが、主にアサリの稚貝や二枚貝を食べる肉食です。最近は餌となるアサリが人為的にあちこちに放流されているため、マメコブシガニも一緒に生息地が増えているようです。

 次に紹介するのは「アサヒガニ」です。見た目は朝日のように真っ赤で、縦にしか歩けません。しかも横に歩くことができないのです。主に熱帯亜熱帯地域に生息し、日本でも見られることがあるそうです。特筆すべきはその味です。世界中で美味な蟹として知られており、エビとカニを混ぜたような不思議な味がするそうです。見た目は良く見る蟹とは違い、昆虫みたいですが、見つけたら食してみたいものですね。

 続いては皆さんご存知「タラバ蟹」です。オホーツク海に生息し、北海道の代表的水産物でとても美味しいですよね。有名な小説「蟹工船」で獲っていた蟹はタラバ蟹だそうです。この蟹、実は蟹ではなく「ヤドカリ」の仲間なのです。そのため、縦にも歩くことが出来るのです。もちろん横にも歩くことが出来ますよ。よくカニ料理を扱う店で水槽に入っていますので、よく観察してみると縦に歩く場面に出くわすかもしれませんよ。ちなみに乱獲により個体数が減少していると言われており、今後益々高級化するかもしれないですね。

 そして最後に横にしか歩けない蟹でも平衡感覚を失えば縦に歩くこともあるそうです。人間が目を回せばふらふらするのと同じですね。でも蟹にとってはきっと苦痛なので、意図的に目を回すのは止めましょう。今年の冬に蟹を食べたい人は、かに本舗が、かに通販おすすめなので、かに本舗で蟹選びすると良いでしょう。